Vol.34 PH28

文:竹内優介(Laboratoryy) 編集:山田泰巨

ル・コルビュジエが都市計画を行ったインド北部の都市、チャンディガール。彼のビジネスパートナーであったピエール・ジャンヌレは、この街のためにいくつもの家具をデザインしました。時代の移り変わりでやがて多くが廃棄されますが、フランスの著名なギャラリストによってジャンヌレの再評価が進むと、オリジナルの家具は世界中のオークションハウスを賑わせる存在へ変わりました。 現在はインド政府が輸出を制限し、国の文化財として保存を進めるまでになったジャンヌレの家具。それを現代に引き継ぐべく発足した再生プロジェクトの復刻品が今年、日本でも本格的に販売されるようになりました。

続きを読む