3Dプリンターが生み出した、 スピーカーボックスの理想形「スピルラ」
スピーカーといえば、工場で効率的に組み立てるために四角の箱形であるのが常識だ。曲線をつくるには積層板を長い時間をかけて曲げなければならず、高価になる。やるにしても緩やかなカーブが関の山だ。 ところがこのスピーカー「スピルラ」に、角は存在しない。天地左右のすべてが曲面で構成され、つなぎ目もない。渦巻き貝のような姿で、外側だけでなく内部まで曲面で成形されている。しかもその渦巻き構造は神の比率と言われる黄金比「1:1.618」だ。ヒトの内耳の蝸牛、貝殻、竜巻、銀河など、黄金の幾何学パターンが現れる例は数知れず。スピルラとコンビを成すアンプ内蔵サブウーファーの「サンダーストーン」の内部構造で...
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