上品さがにじみ出る三針か、鏡のように輝くクロノグラフか。
「CODE 11.59バイ オーデマ ピゲ」は今年1月の発表以来、時計シーンを騒がせ続けている。なによりオーデマ ピゲの、本当に久々の新コレクション。名高い「ロイヤル オーク オフショア」「ミレネリー」が矢継ぎ早に登場したのが1990年代のことだから、ほぼ四半世紀の不在を埋めるニューカマーなのである。 寡作ながら決して“はずさない”ブランドへの期待以上に、デビューは華々しい。すべてのモデルは41mm径のケースを採用し、初手から5種類のコンプリケーションを含む、13型を用意した。全モデルに共通するのが、ラウンドのフォルムを八角形のミドルケースで支え、間を抜いたラグが上面では極薄のベゼル、...
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