軽いチタンの45mmか、史上初のミニマルさが光る38mmか。

文:並木浩一 写真:宇田川 淳

「ルミノール」に男たちが熱い視線を送り始めて、もうどれだけになるだろう。その腕時計がいま、新しい視点でまた注目を集めている。そもそもパネライのフラッグシップとして、圧倒的な存在感を誇示してきた存在だ。その大きさと厚さは、熱狂的な支持層をつくりあげた。重さも、装着の実感として満足感に結び付いていた。それが「ルミノールドゥエ」というカテゴリーを得て以降、変わった。「45mmながら軽い、チタンのルミノールドゥエ」と「史上初、38mmのルミノールドゥエ」という、両義的で両極端な魅力の2モデルが、事態を象徴する。 「ルミノールドゥエスリーデイズオートマティックチタニオ 45mm」は、どんな時計よ...

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