ダニエル・クレイグの帰りを待つのはDBX !? アストンマーティン初のSUVに見る、英国車の美学。
アストンマーティン初のSUVとなるDBX。高速道路を中心に600㎞ほど乗った結論から言うと、これだけ色気のあるSUVは見当たらない、ということに尽きる。色気にも種類があるけれど、スポーツ性能の高さや、知性や寛容性といった大人がこうあるべきという理想のキャラクターをDBXはすべてもっていて、懐の深さを感じさせるのね。 稀代のリーダーシップを発揮した英国首相、ウィンストン・チャーチルばりの鉄の意志に英国的な慎み深さを重ね合わせれば、アストンマーティンになるって寸法なんだけど(笑)、DBXは「SUVをつくるならこれしかない」という、あまりにもアストンマーティンな1台なんだ。 「それってジ...
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