りんごをアクリルに閉じ込めた三木健とは何者か

文:山田泰巨

日本のグラフィックデザイナーが始めた「デザインとは何か」を伝える独自の教育メソッドが国内外で注目を浴びている。このたび上海で開催された展示会も盛況。りんごを再認識し、デザインの基礎を学ぶとは、一体どういうことなのか 今この時期、店頭を赤く彩る旬の果物、りんご。世界中の誰もが知るこの果物を使って、デザインの楽しさ、奥深さを学ぶ授業を展開するのがグラフィックデザイナーの三木健さんだ。中国の上海で、りんごをアクリルに閉じ込めて展示してみせたのも三木さんである。 企業のシンボルマークや広告ビジュアル、ブランディングなどを幅広く手がける三木さん。赤い鼻の黒い犬をキービジュアルに据えた日本...

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