長野の老舗旅館がワインづくりを開始、優しくまろやかな赤をお試しあれ。
異業種からの参入が増えている日本ワイン業界。証券会社出身の人もいれば、医者や通訳、そして 前回ご紹介した珈琲や食品の輸入販売会社のキャメルファーム など、ワインづくりを始める人たちの業種は本当にさまざまです。そんななか、長野県小諸市の老舗旅館が2018年秋にワイナリーを立ち上げようとしています。旅館の名前は中棚荘。明治時代に創業して100年以上の歴史をもち、島崎藤村に縁のある宿としても知られています。 ブドウ栽培を始めたのは、16年前の2002年。「小諸の風土を活かした農産物で、訪れるお客様をもてなしたい」と願う5代目の富岡正樹さんがブドウ園を拓いたのです。中棚荘の食事処で使う蕎麦も...
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