こんな味わいがあったとは! マスカット・ベーリーAの 歴史を感じられる掘り出し物です。

赤ワイン用の原料として醸造量が最も多いマスカット・ベーリーAは、北は青森県から南は宮崎県まで、本州のほとんどの地域で栽培されています。しかし、1927年に川上善兵衛氏によって新潟県で生み出された後、どうやって各地に広まっていったのか、あまり語られることはありません。 善兵衛氏は、日本に適した品種の研究に私財を投入し尽くしてしまったため、その頃は借金まみれ。それにもかかわらず、彼は日本各地の研究者や園芸試験場や篤農家に、惜しげも無く苗木を配布していったそうです。現在の日本ワインは、彼のように献身的に尽くした人たちに支えられているのだといま更ながら思います。 時期は不確かなのですが、善...

続きを読む