岡山で30年以上つくられ続ける、「山葡萄のロゼ」の魅力とは?

日本では、山葡萄からもワインがつくられているのをご存知でしたか? 山葡萄とは、その言葉の通り野山で生息している野生のブドウ。かつては「エビ」と呼ばれており、奈良時代まではこの山葡萄の汁で布を染めていたそうです。艶のある紫や葡萄色をエビイロというのもそのためのようで、紫式部や清少納言はこの色合いを好んでいたとも伝わります。 ひと言で山葡萄と言っても、その種類は無限にあります。その中の「ヴィティス・コワニティ」と呼ばれる種、ひとつをとってみても、DNA的にみるとその種類は膨大にあると考えられているそうです。自然の森の中で交配を繰り返していくうちにどんどん増えていってしまったのでしょうか...

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