甲州ブドウを支え続ける老舗ワイナリー、勝沼醸造がいま力を入れるワインとは?
日本の甲州ワインの9割以上は山梨県でつくられています。けれど、140年余りのワインづくりの歴史を振り返ってみると、いつもワイナリーが甲州ブドウを大切にしてきたわけではありません。甲州ワインが注目されるようになったのは、実はここ10数年のこと。90年代、甲州ブドウの新酒ブームが終わった時、大手メーカーが大量に甲州ブドウの買い取りを直前にキャンセルして、農家がブドウを捨てざるを得ない状況に追い込まれました。 そんな時も甲州ブドウを買い続けた、いえ、買い支えてきたワイナリーがあるんです。甲州市にある老舗ワイナリー、勝沼醸造がそれにあたります。家族経営ながら、甲州ブドウの仕込み量は山梨県で1...
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