大分の土地に適した品種探しに徹底的にこだわり、おいしさを追求。
かつての日本のワイナリーでは、原料となるブドウの栽培は農家さん任せという傾向が強くありました。農業協同組合経由で購入した、どこの誰が育てたのかわからないブドウでワインをつくるということが一般的でした。 一方、最近のワイナリーは続々と自分たちで管理する畑の面積を拡大しています。大分県の「安心院葡萄酒工房」も、この5~6年で畑を5ヘクタール広げました。それだけではなく、ここでは栽培する品種についても自社で盛んに試験を続けています。これほどまでに品種の選定に力を入れているワイナリーはそんなに多くはありません。 小公子というブドウも、試験栽培の末に本格的な栽培に踏み切った品種です。もとはと...
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