果実の味がダイレクトに伝わる、マスカット・ベーリーAがすごい!

マスカット・ベーリーAというブドウを知っていますか?日本のなかでは甲州ブドウに次いで、ワインに仕込まれている量が多い品種です。赤ワインではもっとも多く造られているのが、この品種のワインになります。 マスカット・ベーリーAは、川上善兵衞という人が、昭和の初期に日本の気候に適したブドウを求めて、ヨーロッパ系の種とアメリカ系の種を交配して作った品種です(じつは彼の苦労は並々ならぬものがあったのですが、それはまた別の機会に‥‥)。アメリカ系の流れを引くために、ワインは独特の香りを持っています。  やや甘さを感じるこの香りは、じつは好き嫌いが分かれます。山梨県のワイナリー、...

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