黒ブドウと黒羊をイメージした、史上初の“真っ黒”なアードベッグが登場。
文:西田嘉孝
スコッチウイスキーの聖地とも呼ばれるアイラ島。日本の淡路島ほどの面積に9つのモルトウイスキー蒸溜所が稼働し、4000人に満たない島民の大半がウイスキー産業に従事する。そんな“ウイスキーの島”で生まれるアイラ・モルトの特徴が、潮の香りや海藻を含んだピート(泥炭)に由来するスモーキーフレーバー。なかでも世界で最もピーティかつスモーキーな香味をもつと言われていることから、“究極のアイラ・モルト”と称されるのが「アードベッグ」だ。 世界中に多くの熱狂的なファンが存在するアードベッグ。毎年開催されるアイラ・ウイスキー・フェスティバル(例年5月最終週から6月第1週にかけて開催)では蒸溜所公開日を...
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