日本料理の名店が手がける、ピュアな味と儚い口どけの「わらびもち」に心酔

写真:河内 彩 文:下井美奈子

日本料理の名店「くろぎ」がプロデュースする和カフェ。甘味が主役の割烹コースは、くろぎ名物の「焼き胡麻豆腐」「赤飯膳」の軽食から始まる。 選べるメインの一菓「わらびもち」は、希少な九州産本わらび粉100%に水を加え、雪平鍋で火を入れながら手早く練り上げる。仕上げに黒蜜を加えることで艶やかな照りを出した。とろんとした食感と、口の中ですっと溶けていく口どけは、つくり立てならではだ。香ばしい深煎りきな粉とコクのある黒蜜を絡めて、ピュアな風味を堪能したい。 セットの和紅茶は、京都の老舗茶舗、福寿園で玉露の品種「こまかげ」を発酵させたオリジナル。口に含むと茶葉がもつ甘みが広がる。次なる一品「季...

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