5つ星の味を堪能あれ、難民を支えるシリア料理店。
この春、メルケル首相率いる大連立政権が発足。家族の呼び寄せが難しくなるなど、難民には厳しい規制がかかるようになった。シリア料理店「クロイツベルガー・ヒンメル」は、こうした状況を踏まえてオープン。シリアやアフガニスタンなど、数カ国の難民が共同で運営する。 この店で難民は職業経験を得ることができ、市民との交流の場にもなっている。料理の指揮を執るのは、シリア人シェフのオスマン・アシティだ。サウジアラビアの5つ星ホテルで料理長を務めた経験があり、味はお墨付き。ハーブを多用したシリア料理の深い味わいに驚かされる。店は連日満席。味も取り組みもベルリンの人々の心を早速つかんだようだ。
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