元銀行支店のカフェ「イマジン・カフェ」は、 ミレニアル世代を狙う。

文:森本 徹

現金には興味がない。現金を持ち歩くのはダサい。それがバルセロナのミレニアル世代の共通認識だという。スペインの大手銀行「カシャ・バンク」が昨年開始したスマートフォンのみ対応のオンライン銀行「イマジン・バンク」の利用者も35歳未満が中心で、ほとんどがこの世代に該当する。  モノより体験を好む彼らのために、支店を改築し、カルチャー・スペースとして開放したのが「イマジン・カフェ」だ。コワーキングスペースやワークショップスペース、展示スペースなどを備え、多様な用途に対応。事前に予約するだけで利用できる手軽さも魅力だ。若者たちのコラボレーションを触発する新たな空間として注目を集めている。

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