短気だが家族想いで男気あふれる、長兄ソニーが履いたコンビシューズ
『ゴッドファーザー』(1972年)でジェームズ・カーンが演じたのが、コルレオーネ・ファミリーのドン、ヴィトー(マーロン・ブランド)の長男ソニーだ。カーンはフランシス・フォード・コッポラの古くからの友人で、コッポラは早くからソニー役に起用しようと考えていたという。カーンはこの作品でアカデミー賞にもノミネートされた。 マリオ・プーヅォが書いた原作『ゴッドファーザー』(ハヤカワ文庫)では「長男は洗礼名をサンティノといい、父親以外の誰もがソニーと呼んでいるのだが、彼は年配のイタリア人連中からは多少ねたましげな、若い連中からは賛美のまなざしを受けていた」と書かれている。いかにもシチリアの男風で...
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