アメリカ中を回る遠征に携えた、ハートマンのトランク【ベーブ・ルース編】
子どもの頃から不良で、感化院のセント・メリーに入れられてしまったベーブ・ルース。実はルースはここの職業訓練で学び、洋服の仕立て職人になるつもりだった。だが幸いにも野球の才能が認められ、マイナーリーグのボルチモア・オリオールズ(現在のオリオールズとは無関係)にリクルートされる。このとき、彼が手にした年俸は年600ドル。同じ年の1914年、メジャーリーグのボストン・レッドソックスにトレードされたときには4倍強の2500ドルに。それが6年経ってヤンキースに移籍するときには、2万ドルにまで跳ね上がった。ヤンキースでチームとして初の世界一に輝き、年間ホームラン60本の偉業を達成した30年には年棒...
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