80年代に"未来"を象徴していた、カシオのデータバンクシリーズ
タイムトラベルものの映画において、時計はとても重要な小道具だ。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85年)ではタイトルバックの前に時計の音が聞こえ、映画がスタートすると壁時計や置き時計、目覚まし時計がたくさん映し出される。実はこの場面で後半のドク(クリストファー・ロイド)の運命を連想させる置き時計が画面に登場する。興味がある人はぜひビデオでじっくり見てみるといい。 主人公マーティ(マイケル・J・フィックス)がロールアップしたデニムブルソンの左腕にいつも着けていた腕時計が、カシオ スタンダードのデータバンクシリーズ「CA-50」というモデルだ。このモデルはすでに廃番になってしまったが、...
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