寂寥感あふれる鹿撃ちシーンを印象づけた、『ディア・ハンター』のマウンテンパーカ
映画『ディア・ハンター』(1978年)でロバート・デ・ニーロが演じたのは、ペンシルバニア州ピッツバーグの鉄工所で働くロシア系移民のマイケル。徴兵されたマイケルは、同じ街に住む友人、ニック、スティーブンとともにベトナムに向かうことになり、スティーブンの結婚式を兼ねた壮行会が盛大に開かれる。夜が開けると、マイケルは友人たちと鹿狩りに出掛け、山中で大きな鹿を見事に射止める。この後、ベトナムの地獄のような戦場が彼らを待ち受けていることも知らずに……。 鹿狩りの場面でマイケルが着ていたのが、アウトドアの名品として知られるマウンテンパーカだ。1968年にシエラデザインズがコットンとナイロンを混紡...
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