一番いいものだけを求めた、ウィンストン・チャーチルのダンディな着こなし。

ジェームズ・ヒュームズが書いた「チャーチルの強運に学ぶ」(PHP研究所刊)によれば、戦争中でも「贅沢は慎もう。だが、楽しみは別だ」とチャーチルは語ったと言われている。いつも英国紳士らしいスタイルを崩さなかった彼は、特に帽子に関して、さまざまなタイプのものを被り楽しんでいた。 フォーマルなシルクハットはもちろんのことで、ホンブルグと呼ばれる中折れ帽や日本では山高帽と呼ばれるボーラーハット、ほかにもウエスタンハットやパナマハットといった、つばの広いリゾート風の帽子まで被っていた。ちなみに、バリー・シンガーが2012年に出版した『CHURCHILL STYLE: THE ART OF BEI...

続きを読む