稀代のプレイボーイ、ジェームズ・ボンドの女性たちを虜にするセクシーなスタイル
ショーン・コネリー、ジョージ・レーゼンビーに続いて、3代目ジェームズ・ボンドを演じたのが、英国人俳優のロジャー・ムーアです。 『007 死ぬのは奴らだ』(1973年)を皮切りに、その後7作にわたって彼がボンドを演じますが、同じボンドでもムーアのボンドスタイルは映画が製作された1970年代の風潮を感じさせるものでした。英国風だった初代ボンドに比べると、3代目ボンドが纏うスーツはスポーティでエレガントなのが特徴。ダブルブレストが多く、ラペルも幅が広めです。タキシードなどのパンツのシルエットもややフレア調。衣裳は彼の馴染みのテーラーで、ハリウッドスターの服も縫っていたロンドンのシリル・キャッ...
続きを読む