好敵手、ボルグとマッケンローがテニスウエアをファッションアイテムに変えた。

ビヨン・ボルグとジョン・マッケンローが対した1980年の試合を再度見ると、何か違和感を感じます。2人が使うラケットがものすごく小さく感じるのです。この試合の2年前、ストリング面が110平方インチ(1960年までは最大68平方インチという規則があった)のいわゆる“デカラケ”が開発され、ラケットのサイズにスポットが当たりました。しかし“デカラケ”を使うプロテニスプレイヤーは当時まだ稀で、この試合で2人が使っていたのもレギュラーサイズのラケットでした。それで現在のテニスの試合とは様相が違って見えたのです。 ボルグが使っていたのはベルギーの「ドネー」、一方、マッケンローが当時契約していたのが、...

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