好敵手、ボルグとマッケンローがテニスウエアをファッションアイテムに変えた。
1980年代のテニス事情を書いたスティーヴン・ティグナーの『ボルグとマッケンロー』によれば、ビヨン・ボルグは恐ろしいほど縁起をかつぐ選手だったそうです。 ウィンブルドンの試合に行くのはいつも決まって同じルートで。試合でも毎年、同じ椅子に座ることにこだわり、要求するタオルも2枚と決まっていました。ティグナーは「プロテニス選手はコートを歩く際にも決してラインを踏まないように注意していた」とも書いています。確かではありませんが、ボルグもそうだったのではないでしょうか。 80年、マッケンローとの世紀の試合に勝ち、コートに両膝をついた時、ボルグが履いていたのが、イタリアの「ディアドラ」です。 1...
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