映画「太陽がいっぱい」で見せた、貴公子アラン・ドロンのスマートな着こなし。
『太陽がいっぱい』で、アラン・ドロンが演じるのは、アメリカからイタリアにやってきた青年リプリーです。サンフランシスコの富豪の息子フィリップ(モーリス・ロネ)をアメリカに連れ戻すためで、それに成功すれば報酬がもらえることになっていました。リプリー(アラン・ドロン)は多くのジャケットスタイルを披露しています。トラッドスタイルの永遠の定番のネイビージャケットから、淡いグレーのジャケットなど。中でもいちばん印象に残るのがストライプのブレザーです。しかもボタンがメタル製で、英国のクラブブレザーを連想させますが、映像からも伝わるその柔らかな仕立ては、もしかしたら舞台にもなっているイタリア、ナポリ辺...
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