ウディ・アレンが映画『アニー・ホール』で着こなした、トラッドな愛用品、オックスフォードのワークブーツ
映画の横に長い画面サイズでは、俳優の足元まで映ることは稀です。しかし『アニー・ホール』は、1970年代のニューヨークのトレンドを象徴する映画です。ツイードのジャケットを着こなすウディ・アレンが足元をどんな風に装っているか、気になるのも当然です。映画の中で何度か、足元まで映るシーンがあります。画面から見る限り、ウディ・アレンがこの映画で履いていた靴はワークブーツ、しかもオックスフィード、短靴タイプだと思われます。アッパーの革は履き古したままで、ソールもだいぶ減っているように見えますが、モカシン縫いを備える靴を確かに履いていました。 1905年、アメリカのミネソタで誕生したブーツメーカーの...
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