ウディ・アレンが映画『アニー・ホール』で着こなした、トラッドな愛用品、チノパン
映画『アニー・ホール』で、ウディ・アレンがツイードジャケットにいつも合わせていたのが、カーキのチノパンです。 そもそもチノパンとは19世紀半ば、インドに駐留した英軍が敵の目を欺くために染めたカーキ色のパンツにルーツをもち、その後米軍にも採用され、戦後、世界中に流通しました。今でもチノパンはメンズファッションのワードローブに欠かせないアイテムですが、映画が制作された1970年代のチノパンは、フロントにプリーツが入ったものが主流でした。しかもハイウエストで、シルエットも現代主流を占めるテーパード=先細りとは違い、ゆったりとしたストレートシルエットなので、小振りなウディ・アレンが穿くと、ワ...
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