山形の老舗ニットメーカー佐藤繊維と、森岡書店・森岡督行が異色のコラボレーションを発表。

文:小暮昌弘

彼らが紡績する糸に大手メゾンブランドが惚れ込むなど、世界的にその名を知られる佐藤繊維。そのオリジナルブランドである991(キューキューイチ)と、東京・銀座で「一冊の本を売る書店」として知られる森岡書店・森岡督行氏との異色のコラボレートコレクションが発表された。実は森岡氏と佐藤繊維の4代目社長である佐藤正樹氏は、同じ山形県寒河江市生まれの同郷人。世代や活動するフィールドは異なるものの、お互いのこだわりをリスペクトし、今回初めてのコラボレーションが実現した。 日頃からハイゲージの英国産ニットを好む森岡氏。パターン(型紙)や素材にもこだわりをもっているが、佐藤氏から「991」の素材やデザイ...

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