グラフィックデザイナー・永井ミキジが偏愛する"C級スニーカー"を語る。
“C級スニーカー”とは、デザイナーの永井ミキジさんが名付けたひとつのジャンルだ。それが自身のスタンダードになって早20年が経つ。たとえば、Aというスニーカーがナイキなどメジャーブランドのヴィンテージだとすると、Bは店で買えるその現行モデル、Cはまったく知られていないマイナーブランドや一般的には出回らない企業の支給品だ。きっかけは、20代の頃に経済的な理由で欲しかったA級スニーカーに手が届かず、リーズナブルなC級スニーカーを手に取ったこと。 「気がついたら世間で知られていないスニーカーばかりを集めるようになっていました。ファッションに詳しい人からも『そんなの見たことない』と驚かれて、ま...
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