午前中は仕事、午後は子どもとの時間。自然豊かなサルデーニャでテレワークを

写真:フランキー・ヴォーン  文:坂本 きよえ(STUDIO SAKAMOTO)

「コロナ渦によるロックダウンが解除され、僕たち家族はサルデーニャにやってきた」と言うのはダネーゼ、アレッシーなど有名ブランドの家具から公共のベンチまでデザインするインダストリアルデザイナーのジュリオ・イアケッティ。 意外にも仕事人間でイタリア人にしては珍しくバケーションをとらなかったという彼は、2年前にサルデーニャに出張に来て、島の北にある小さな街「フェルティリア」に一目惚れし、それから人生が変わったのだという。 「ここが好きになって別荘を買って夏休みを過ごすようになったんだけど、今年は3カ月ここにいることにした」 この地は、特別な観光地ではなく地元の人が普通に暮らす場所。だから...

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