これは新しい音楽体験?! 音を顕微鏡レベルで“見せる”、『音のかたち』展。
雑誌『Ku:nel』(第1号〜76号)のアート・ディレクションはじめ、さまざまなエディトリアル・デザインを手がけるデザイナー、有山達也(1966年生まれ)。高校の時に初めてレコードを購入して以来現在もコレクションを続け、音楽を深く愛してきました。 そんな有山が、東京で初となる個展を開催しています。テーマに選んだのは「音」。しかし単に音楽を聴かせる展覧会ではありません。会場に並ぶのは、たとえばレコードの溝や針を拡大した写真など、音を「かたち」として捉えた作品です。有山は、オーディオ機器メーカーや名盤のレコードを復刻するエンジニア、またレコード針をつくる職人らに取材を行い、彼らの声をイン...
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