城郭の国宝第一号! 名古屋城本丸御殿の400年前の豪華絢爛な姿が、いま再び甦る。
徳川家康の命によって1615年に創建した名古屋城本丸御殿。京都にある二条城二の丸御殿と双璧をなす、日本を代表する近世書院造りの代表的建築物です。実はこの名古屋城は、城郭としては国宝第一号だというのをご存じですか? 1930年に天守閣とともに城郭として国宝第一号に登録されましたが、第二次世界大戦末期の45年に空襲で焼失していました。その本丸御殿がこのたび、総工費150億円をかけ、匠の熟練した技により10年間の復元工事を経て往時の姿に蘇り、一般公開が始まりました。 なかでも、本丸御殿の上洛殿は必見です。「上洛殿」は、1634年、三代将軍・徳川家光が京都へ訪問する道中に将軍が宿泊するために...
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