家具職人絶賛の本『名作椅子の解体新書』が面白い!著者が明かす、名作の秘密。
世界には「名作」と呼ばれる椅子がある。しかし、何をもって名作とされるのだろうか。著名なデザイナーが手がけたから? 革新的な技術力で製造されているから? ロングセラーだから? 椅子研究家として知られる西川栄明と木工デザイナーの坂本茂は、共著『名作椅子の解体新書』でその疑問に大胆な方法で迫っている。実際に分解し、生地を剥して張り替え、組み直す工程によって、名作椅子の真髄を露わにしていく試みである。 取り上げた椅子は18脚。名作椅子の中でも特に有名な、ジオ・ポンティの「スーパーレッジェーラ」や、ハンス・J・ウェグナーの「ザ・チェア」、アルネ・ヤコブセンの「セブンチェア」など、現在も製造販売...
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