世界遺産・元離宮二条城を望む、贅を尽くした古都の宿「ホテル ザ ミツイ キョウト」

写真:蛭子 真 文:小長谷奈都子

ここ数年、ホテルのオープンラッシュに沸く京都。だが話題をさらう多くは外資系の高級ホテルだった。そこに新風を吹き込んだのが、「ホテル ザ ミツイ キョウト」だ。三井不動産の最高級ラグジュアリーホテルブランドで、館が立つのは三井家ゆかりの地。1691年に二代目当主が居を構え、財閥解体に至るまでの250年以上にわたり、三井総領家(北家)の中心であり続けた由緒ある場所だ。 世界遺産・元離宮二条城に臨む絶好の立地。正面玄関でまずゲストを迎えるのは威風堂々たる梶井宮門(かじいみやもん)。1703年に建造され、三井家の時代より受け継がれてきた門で、福井の宮大工集団が解体と再生を担った。外観の部材を...

続きを読む