建築家、原広司が思索とともに描いた壁紙とは。市原湖畔美術館の「原広司:WALLPAPERS」展。

海外からの絶大な人気を誇る建築物「梅田スカイビル」をはじめ、大階段によってダイナミックな舞台のような空間を生み出した「JR京都駅」、移動式のグラウンドを取り入れた「札幌ドーム」など、数々の名建築を生み出してきた建築家、原広司。その展覧会『原広司:WALLPAPERS』が千葉の市原湖畔美術館で12月28日まで行われています。 原独自の空間構成は他に類を見ず、海外の建築家にもファンが多いことから、建築のプロたちが愛する建築家ともいうべき特別な存在のように感じます。1970年代に世界の集落で行い、後にそれらの調査をもとに記した著作をもつ原は、「空間」とはなにかを探り続ける哲学者のようでも...

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