2018年グッドデザイン大賞決定! お寺の“ある”を社会の“ない”とつないだ「おてらおやつクラブ」がデザインしたこととは?

文:小川 彩 協力:公益財団法人日本デザイン振興会

2018年度のグッドデザイン大賞に、奈良県のお寺を中心とした取り組み「おてらおやつクラブ」が選ばれました。形のあるプロダクトや建築ではなく「取り組み」が大賞を受賞するのは、近年では久しぶりのことです。全国で問題になっている子どもの貧困問題をなんとかしたい、という思いからスタートしたこの活動。趣旨に賛同する各地のお寺と子どもをサポートする支援団体を結び、経済的に困窮している子どもやひとり親家庭に、お寺にお供えされた菓子、果物、食品などを「仏さまのお下がり」として届ける仕組みは、社会的に弱いものや、見過ごされがちなものをやさしくすくい取るデザインが高く評価されました。 おてらおやつクラブ...

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