緒方慎一郎氏の初著書『HIGASHIYA』、 現代における日本の文化創造を“果子”からひも解きます。

禁欲的な饅頭、繊細な団子があってもいいじゃないか。 和菓子をつくろうと思い始めた頃、そう考えていた。 ――本書より 「ミナ ペルホネン」や「マリコメッコ」とのコラボレーションなどでも話題の和菓子店「HIGASHIYA(ヒガシヤ)」代表 緒方慎一郎氏の初コンセプトブックが刊行されました。和菓子を取り巻く、「果子(つくる)」「包(そえる)」「茶(ふるまう)」「店(むかえる)」「室礼(くつろぐ)」「同朋(つどう)」など様々な角度から、緒方慎一郎氏の軌跡を集約したこの一冊。内容は和菓子店「HIGASHIYA」の存在意義から、その背景や縁ある人々、日本を表現する自身の哲学にも及びます。 ...

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