デザインの仕事は、自身が存在することの証し。
独自のカラースキームと、ピュアでクリアなデザイン表現が特徴的な白本由佳。今年のJAGDA新人賞の受賞は、白本にとってデザイナーとしてだけでなく、ひとりの人間として大きな成長を意味するものだった。 「子もちの女性が家で仕事をしているというだけで、主婦がパート感覚で片手間にやっているんじゃないかと思われたり、デザイン料をディスカウントされることもありました」 確かに3歳と6歳の2児の母であり、自宅を仕事場にしていることは間違いないが、白本にとって仕事は生き甲斐。プロとして意識も人一倍高い。 「JAGDA新人賞の受賞は、もちろんデザインに対して評価していただいたもの。でも私は自分が何者で...
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