日仏160年の歴史を、デザインで振り返る。

文:髙田昌枝

日仏友好160年を記念して、日本関連の文化イベントが多数開催されているパリ。その中で、国立装飾美術館で11月15日に幕を開ける『日本ージャポニスム 1867-2018』展の企画が興味深い。  1867年のパリ万博で初めて紹介された日本のデザイン、明治維新で日本が発見した西洋文化から始まり、「発見」「自然」「時間」「動き」「革新」の5テーマを展開しながら、150年の歴史をひも解いていく。3フロアにわたる2200㎡もの会場構成を手がけたのは、建築家の藤本壮介。エミール・ガレやシャルロット・ぺリアンからジョン・ガリアーノまで、工芸、家具、モードなどなんと約1500点も出展。日仏の文化交流を真...

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