カタルーニャの瓦を活かす、隈研吾の設計。
バルセロナの南沖約200kmに位置するマヨルカ島から世界に発信するシューズブランド「カンペール」。その新店として、高級ブランドが立ち並ぶバルセロナの目抜き通り、パセッチ・ダ・グラシアにオープンした空間が、建築好きの間で話題になっている。内装を手がけたのは、新国立競技場の設計も担う隈研吾。その土地に根付いた素材を巧みに用いることでも知られる彼が今回選んだのは、「カラタン・ヴォールト」と言われるカタルーニャの瓦だ。日本でよく使われる光沢のある瓦とは異なり、塗装を施さないマットで丸みを帯びた瓦を使用。壁からディスプレイ棚、試着用のベンチまでこだわり抜いた空間は、買い物客を特別な世界に誘ってく...
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