2024年パリ・オリンピックの会場として、巨大な木造建築が登場
1900年の万博のために建てられた「グラン・パレ」。近年はシャネルのショーや馬術大会の「ソー・エルメス」をはじめ、数々のカルチャーイベントの会場として親しまれてきたが、2024年開催のパリ・オリンピックの会場となるべく改修工事に入った。 改修期間中、イベントを受け入れるスペースとして誕生したのが「グラン・パレ・エフェメール」だ。かまぼこを十字に組み合わせたようなジャン=ミッシェル・ウィルモットの建築の総床面積は、1万㎡。空間には壁も柱もない、巨大な木造建築だ。ミネラル由来の透明ポリマーを使い、防音性、断熱性やエネルギー消費にも配慮している。オリンピック開催期間中は柔道やレスリングの会...
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