台湾カルチャーの重要イベント、台北アートブックフェアがリアルで開催。

文:近藤弥生子

去る11月13日から15日にかけての3日間、第5回目となる台北アートブックフェア「草率季」が華山1914文化創意産業園区で開催された。 2020年度のテーマは「開天窗(Open Window)」。新聞が政府に検閲されていた時代、検閲に触れる言葉を書くとその部分が削除され、空白のまま印刷された。報道の自由が侵されていることを読者に知らせるため、故意に空白部分をつくったのだ。その エピソードから生まれたこの言葉を、自由や多様性を重視したイベントであることを示すために採用したという。 また、参加が難しくなった海外のアーティストのため「#Taiwan Can Help」というスローガン...

続きを読む