妊婦や同性カップルの「交通標識」が登場。デザインからジェンダーギャップを埋められるか?
スイスのジュネーブで新たな交通標識が導入された。この標識の中で横断歩道を渡っている「人」のピクトグラムは、帽子をかぶった男性の形ではなく、妊娠している女性や高齢の女性、そして同性のカップルだ。日常的に目にする「人」を表す標識が当たり前のように男性で、カップルといえば男女の組み合わせのみ、ということに疑問を呈するデザインとして話題を呼んでいる。 この標識を提案したジュネーブ元市長のサンドリーヌ・サレルノは、交通標識のピクトグラムが男性なのは、「公共の場が男性のものだった」という歴史に端を発するものであると言う。ジュネーブではまた、交通標識とともにこれまで男性の名前を冠することが多かった...
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