「福祉の常識」を覆す、ピープルデザインをご存知ですか?
「意識をデザインする仕事」とは? きっかけは、一人の父親の思いでした。脳性まひの次男が履くのは「装具」と呼ばれる重たい靴で、小さな体でそれを履いて歩く姿は痛々しい。また成長に合わせて買い替えると数年で何十万円にもなってしまう……。 そこで考えたのが、障害者も健常者も双方が履ける靴でした。大量生産すれば価格を抑えることができるし、誰だってカッコいいデザインの靴を履きたいはず。アシックスとコラボした「プロトコート・ネクスタイド・AR」は、ファッション誌で大きく取り上げられるなど大反響を呼びました。その後も障害の有無にかかわらず、誰もが使えて、何よりも「カッコいい!」と思えるアイテムを数々生...
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