親しい仲間たちで作りあげた、だからこそ親密で愛くるしい、ハンナの奔放な恋愛劇。
昨年、『フランシス・ハ』が公開され、日本でも人気に火がつきはじめたグレタ・ガーウィグ。彼女が小悪魔のような魅力で、男たちを次々と手玉にとるのが、2007年の主演作『ハンナだけど、生きていく!』です。ここでの彼女がもう、なんてキュートなことか。 「疲れた!」とか「面白くなりたい!」とか、友人にやたらとぶつくさ言っているハンナは、大学を卒業して制作プロダクションで働きはじめたばかりの奔放な女の子。恋人が仕事を辞め、彼女いわく「プロの無職」になったことをきっかけに、ハンナは彼と別れ、同僚の脚本家ポールといい感じになっていきます。ところが、そう思ったのも束の間。今度はポールと職場をシェアし...
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