作家と編集者の唯一無二の絆を描く、『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』
素晴らしい文学や漫画が世に出る過程には、名編集者のプロフェッショナルな仕事ぶりが不可欠であるということは知っていましたが、魂のタッグとはこういうことなのか! というまばゆい瞬間を目撃して、非常に興奮しました。『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』の主人公は、アーネスト・ヘミングウェイやF.スコット・フィッツジェラルドの才能を見出した敏腕編集者のマックス・パーキンズと、37歳で夭折した天才作家、トマス・ウルフ。無名の作家だったウルフから持ち込まれた原稿に光るものを感じたパーキンズが、“超大作”を出版しようと約束するところから物語がはじまります。 小説が伝えたいものをより際立たせるため...
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