諦めの肯定感という、ゴールの先を見出した。

文:今泉愛子

400mハードルの選手としてオリンピックに3度出場、世界選手権では日本人短距離種目初のメダル獲得と、アスリートとして輝かしい成績を残した 為末大 は、2012年に現役を引退した。現在はアジアのアスリートを支援する事業を展開する他、SNSや You Tube を通じて、深い洞察力と長く世界の第一線で戦い続けた経験に基づく知見を発信している。為末が目標達成へのプロセスを詳述した最新著書『ウィニング・アローン 自己理解のパフォーマンス論』は、ビジネスパーソンから早くも好評だ。 「目標に向けて計画し実行していく時には、ふたつの成長があります。ひとつは、筋肉がついた、記録が伸びた、など、これま...

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