不惑を迎えこれからは、想像を形にする十年に。

文:泊 貴洋

2001年公開の映画『ウォーターボーイズ』で、男のシンクロに挑んだ青年が、 玉木宏 だった。以降、『のだめカンタービレ』(06年)や『あさが来た』(15年)など、ドラマや映画で活躍する俳優となった玉木が、新たに連ドラ主演作 『竜の道 二つの顔の復讐者』 に挑む。原作は15年に急逝した白川道の未完小説。育ての親を死に追いやった男に復讐するべく、顔を変え、名前も捨てて裏社会を生きる矢端竜一を演じる。 「コンプライアンスの時代に、こういうダーティーで攻めた作品にチャレンジできることを嬉しく思いました。双子の弟・竜二を演じる高橋一生さんは、 同じ80年生まれ。同世代と肩を並べて作品を撮る機会...

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