【プロが薦めるいま読むべき3冊】文筆家・清田隆之が選んだ〈ジェンダー〉の本

写真:岡村昌宏(crossover) 文:吉田けい

「桃山商事」というユニットを組み、コラムやラジオで男女に関する話題を発信し人気を集める清田隆之。近年関心が高まるジェンダーの話題について積極的に取り上げ、男性目線でわかりやすく解説している。 そんな清田が選んだのは、ジェンダーやフェミニズムについて関心を抱いた時に、まずは入門の書として手にとってほしい3冊。1冊目はコミックエッセイ『男社会がしんどい』だ。 「男社会とは、つまり男性優位社会のことですが、その構造が見事にやわらかいタッチで図式化されています。まるで女性が土に埋められていて、その養分で育った草花の上で男性が寛いでいる、みたいな。女性の目線を経由しないと、痴漢や性暴力の問題...

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