おばあちゃんが二十歳に!? 映画『怪しい彼女』が泣ける。
20代の頃の自分を振り返ると、さまざまな思いが浮かび上がります。きっと誰もがそのときの『キラキラ』した若さを否定はできないでしょう。歳を重ねれば重ねるほど、失ったその輝きは増してきて、遠い目をしてしまうのは仕方のないことなのかもしれません。 主人公のおばあちゃん、オ・マルスンは、若い頃はオードリー・ヘップバーンも顔負けの別嬪さんで、歌を歌えばカナリヤのごとく人々の心を魅了していましたが、いまやただの毒舌ばあちゃんです。唯一の自慢は、夫に先立たれ、細腕で育て上げたひとり息子。嫁との関係はギクシャクしていますが、戦後の辛い時代、女性として一番輝いていた時代を息子を育て生き抜くことだけに...
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